Fight marriage Ⅲ 【完】

過去の記憶 /苛立ちの夜

仕事から帰ると家に灯りはなく、人の気配もない。

とりあえず着替えてリビングに入ろうとした丁度その時。





ガチャ…





玄関の扉が開いた。

帰って来たのかと思ったのも束の間一向にその姿は見えず痺れを切らした俺は玄関の扉を自ら開けた…





ら…





そこには縺れ合うように抱き合う2人。

それは茉愛沙と見知らぬ男。

瞬間イラッとした。

この苛立ちが何なのかは…薄々気付いていた。

でも、分かっていてもそんな自分が抑えられない。

『離れろ!』

ストレートに言いそうになったのを何とか言葉を変えて口にした。





「何やってんだ?」

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