Fight marriage Ⅲ 【完】

日常 /きっかけ

「お久しぶりです!」

「ご無沙汰してます。又、お世話になります」

「こちらこそ」

そう言って茉愛沙にニッコリ微笑む大森。

今ではパーティの時、茉愛沙の身の回りの事は必ずこの女に世話になっていて、ドレスも任せている。





そして俺は自分に当てがわれた控え室には行かずに、当たり前の様に茉愛沙の部屋に行き、仕事をしながら茉愛沙たちの会話に耳を傾けていた。

女たちの会話は尽きることは無いのだろうか。

半分呆れた様に体を起こし伸びをした時、大森はそれを待っていたかの様に大きな鏡を持って来た。

「出来ましたよ。いかがでしょう?」

その言葉に茉愛沙の方に目を向け思わず目を奪われた。





今日の装いは淡いブルーのカクテルドレス。

胸元はランドネック、腰元はドレープラインで緩やかな弛みを利用して裾は左下がりの変則的ドレス。

既婚者で在るがまだ若いと言うこともあり、年相応、分相応を考慮して数あるドレスの中からチョイスした1点物。

そこには峠と相談の上と言うことも俺は知っている。





実は淡いブルーと言うのは俺の指示で…

これだけは絶対に外すなと峠に強く言っておいた。

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