True lie Ⅱ [完]

2章 /姉弟

時はゆっくりと流れて季節は文化祭のシーズンに。





うちの高校はクラス単位での催し物はしない。

クラブ単位のみの活動になる。

部費の荒稼ぎをする絶好のチャンスと、運動部や、調理クラブの子達は、たこ焼、焼きそば、うどん、綿菓子……等多種の模擬店を出す。

普段のクラブ活動より気合いが入ってるんじゃないかと思うほどだ。

そして文化部や演劇部、吹奏楽部、軽音部なんかは体育館やアリーナで、観客の争奪戦に盛り上がる。

勿論チケット代は取らないのに。

でも、それがわが校の文化祭を盛り上げる事に成るんだけどね。

沢山の店が並ぶけれど、それは全部2年生以下の現役の子達の頑張り。

3年生は受験、就職活動に向けて当日は出欠を取るから登校するだけで催し物には参加せずに図書室に籠る人が多い。

ま、安いしそこそこ美味しいから食べには回るけど。





正敏も例外ではなく図書室登校で、つまらないと未美が嘆いていた。

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