幸せを知りたくて夢を見た【編集済み】

第二章 /ひかり Side

「ひかりちゃん、大丈夫?」



「だ、大丈夫です!!」



「無理して食べなくてもいいんだよ。残しても全然…」



「だ、いじょうぶですから!!」



昼食、多めに作られたカルボナーラを食べているのだが、なにせ私には量が多かった。



「ひかりさん、あとは私が食べますよ」


ひょい、と悪戦苦闘していたパスタの入ったお皿を取られて、戻ってきた昴さんが食べ始めた。


「え、あ」


私の食べかけでよかったのかな?と思っていたら、すぐにお皿の中身はなくなって、おかわりしていた。


「あ、ひかりちゃん。ついでにこれもどうぞ」


席を立っていた侑久さんが持ってきたのは、市販の杏仁豆腐だった。しかも私が好きだったコンビニスイーツの杏仁豆腐。


「どう、して…」


アイツと付き合っていたころも、無性に食べたくなって買っていたことがある。自分のお金ができて、初めて買ったのが、このコンビニの杏仁豆腐だった。


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