Border Color【完】(旧:碧の陽炎)

しばしの日常

それから3日後。

なんとかヒイロを説得して学校へ登校する。
車で送ると言う兄達に、目立って恥ずかしいし
電車がリハビリになるから、とゆっくり歩いていくことにした。

いつもより30分早く家を出て、
ゆっくりゆっくり駅まで歩く。

誰が送って行くかで大いに揉めていたが、

「ミツキ・・・じゃダメかな・・・?」
そうボソっと言ってみたが、

「総会が終わるまで控えるべきなんじゃねーの?!」
というアサギの怒りの声でその案は却下された。


ーー全くもってその通り。


恋愛って恐ろしい。
自分の欲にまみれて、全然周りが見えなくなって
しまっている。

自分でも何言ってるんだという感じだ。


「大丈夫ですか?」


そんなわけでついて来てくれているのは
なんとカイだった。


アサギは
『電車なんてかったるくて乗ってられっか』
と言い捨て、

シンタロウとショウゴは
『バイクがないと機動力なくなって不便だし』
と言っていた。

要するにめんどくさいらしい。

ヒイロは用事があるらしく今朝は不在だった。


駅まで普段なら5分くらいなのに、15分もかかっていた。

「カイごめんっ。歩くの遅すぎだよね」




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