No.2 上

小寒 /その後




いつのまにか、歩いていたのは
家の近くの道だった


遠くでバイクの爆音が聞こえた気がするが
ぼぅっと帰ってきたらしく、ぼんやりとし
か記憶がない



ふらっと彼と会う恒例の公園があるほうへ

足を進めていた


いつものライトがぽっかり照らすベンチに

酔ってもいないのに腰掛ける


ひゅっと風が吹き、さわさわと木の葉を
揺らした

0
  • しおりをはさむ
  • 47
  • 114
/ 302ページ
このページを編集する