修正中・・・SWALLOWTAIL ~butterfly~

なんで拓真の事知ってるの!?

私はまだ自分の事を詳しく話していないはず。

「なんで拓真が叔父さんって知ってるの?」

「優の苗字を聞いたときピンときた」

「え?大河内?」

「あぁ、んで気になって・・・調べた」

「え?調べた?」

調べたって・・・そんな一日も経たずにわかるもんなの?

「年齢、家族構成、住所、学校、交友関係・・・それぐらいなら調べようとすれば直ぐわかる」

私の考えを読んだのか京さんが教えてくれた。

それってほぼ全部じゃん!

「じゃぁ住所もわかってたの?」

「あぁ」

「でもコンビニで待ち合わせって・・・」

「優から聞いてねぇのに、いきなり家の前まで行ったら怖いだろ?」

「・・・確かに」

「そんな事したらストーカーみてぇじゃん」

京さんが吸っていた煙草を灰皿で揉み消す。

いや、十分ストーカーじゃ・・・。

そう喉まで出かけたが、声には出さず言葉を飲み込んだ。

「拓真の事は知ってるの?」

「優の叔父さんと知ったのは今日だが、拓真さん自体は昔から知ってる」

「そっか」

「・・・私の親の事は?」

「知ってる。・・・葉月ハヅキさんと香さん、俺がガキの頃会った事もある」

『香』は私の母、『葉月』は私の父の名前だ。

「え?会った事あるの!?」

「あぁ。葉月さん、俺の親父の後輩なんだ」

「そうだったんだ」

京さんが生前の両親の事を知っているという事を聞いて、世間は狭いなと思った。

「調べたって言っても情報だけだ。優の事はちゃんと優の口から聞きてぇ」

京さんの手が、俯いた私の頬に伸ばされる。

「だから俺に優の事いろいろ教えてくれ」

京さんに触れられる度に訪れるゾクゾク感と安心感。
私を見つめる力強く優しい漆黒の瞳。

いつも両親の事を思い出すと寂しさに心が襲われていたのに、今は安心感に包まれている。
それはきっと傍にいてくれる人、私を愛してくれる人を見つけられたからかもしれない。



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