SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

エピソード2 /7

グラスの半分を飲み込み、口からグラスを離す京さんと目が合った。


「…なんだ?」

「!!」


『見惚れてました』とは言えず、「な、なんでもないです!」と言って京さんから目を離し、テーブルに置かれたマグカップを手に取った。


カップを口に近づけるとコーヒーのいい匂いがし、口に含むと苦味が広がった。


…おいしい。


私の体は、タバコに次ぐコーヒーの中毒者になっている。
この二つがあれば食事なんてしなくていいと思う程に。

渉に『ちゃんと食え』と言われるから食べてはいるけど…。


私が出されたコーヒーに満足していると、京さんがポケットからタバコを取り出していた。


…あ! 火


そう思った私はバックからZIPPOを取り出し火を付け、京さんの前に火を差し出した。


京さんは「サンキュー」と言ってタバコに火を付ける。


それを見ていた涼が「優ちゃん、キャバ嬢みたいだ」と笑っていた。

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