修正中・・・SWALLOWTAIL ~butterfly~

「優の事知らねぇ奴もいるかもしれねぇが、優は俺の大事なダチの娘だ。血の繋がりが無くても、俺と淳は娘のように思ってる。だから皆、大事にしてやってくれ」

「優泣かせた奴がいたら、ただじゃおかないからね!」

「「はい!!」」

「賢パパ、淳ママ・・・」

私は言葉を失った。
こんなにも私の事を思ってくれていたなんて、知らなかった。

勝手に離れ、勝手に独りぼっちだと思っていた自分が恥ずかしくなる。

「優からも何か言ってやれ」

背中に温もりを感じ、隣を見れば優しく私を見つめる京さんがいた。

ひとつ深呼吸をする。
背中に感じる温もりが私を安心させてくれた。

「賢パパ、淳ママ・・・。心配かけてごめんなさい。娘だと言ってくれて、本当に嬉しい。・・・ありがとう!」

私は隣に座る淳ママと、京さんの隣に座る賢パパ、それぞれに頭を下げ謝罪と感謝を口にした。
そして、視線を左右に並ぶ人達に視線をむける。

「皆もありがとう!」

私がそう伝えると、様々な言葉や多くの拍手で答えてくれた。

「よし、じゃあ始めるぞ!乾杯!」

「「乾杯!!」」

賢パパの号令を合図に宴会が始まる。

皆、手に持つグラスを口につけ一気に黄金色の液体を喉に流しいれる。
静まり返っていた室内も、次第に賑やかさを増しいった。

「よかったな、優」

「うん・・・」

優しく私の頭を撫でてくれる京さんの温かい手に緊張が解れ、安堵感に包まれる。

自分勝手だった私を心配してくれてた、皆。
血の繋がりが無くても娘だと言ってくれた、賢パパと淳ママ。
ずっと近くで見守ってくれていた、渉。

なんで皆こんなに優しいんだろう。
なんでこんなにも温かいのだろう。

心を蝕んでいた闇が、少しずつ晴れてくような気がした。

「おい、京!」

突如として大きな声を出した淳ママ。
恐る恐る隣を見れば、眉間にシワを寄せていた。

「気安く優に触んなよ」

「あ?」

「ちょっと!淳ママ!京さん!」

淳ママの言葉に反応した京さん。
私は瞬く間に鬼に挟まれれてしまった。

賑やかだった場も自然と静まり返る。

「ってか、何でいんの?」

「優は俺の女だ。一緒にいてなにが悪い」

「はぁぁぁあ!?!?」

「「えぇぇっ!?!?」」

室内に響く驚きの声。
あまりの大きさに耳を塞いでしまった。

0
  • しおりをはさむ
  • 983
  • 261
/ 194ページ
このページを編集する