SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

「可愛いとか言われても嬉しくない!」

「まぁ、そんな怒んなよ。もう俺ねみぃ…優も早く化粧落としてこいよ。さっき泣いてたから化粧落ちてパンダみたいになってるぞ」

「なっ!?」
顔を確認するため洗面所へ急ぐ。

「ククッ、先に寝てる。早く来いよ」

『ガチャ』

…はっ!やられた!
慌てて振り返るものの、寝室のドアが閉められた後。
寝室にある私のベッドは、いとも簡単に拓真に取られてしまった。


「はぁ~。私のベッドなのに…」
私は深いため息をつきなから、洗面所へと向かった。



「…ひどい」

鏡に映る自分の力顔を見て、思わず呟く。
拓真の言うパンダまではいかないが、たぬきになっていた。

「…落とさなきゃ」
つけまつ毛を剥がし、クレンジングオイルでメイクを溶かしていく。

…いつからこんな顔だったの?
拓真も早く教えてくれればいいのに!

メイクを洗い流し、鏡にはたぬきではなく素の顔が映し出された。

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