SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

エピソード4 /1

―――…
――…
―…

『チュン、チュン…』


シャワーを浴び髪を乾かし終えた頃には、外は明るくなっていた。
時計を確認すると6時30分を過ぎた所。


「…朝だ」


― まだ渉も里緒も寝てるだろうし、私も少し休もうかな。


テーブルに置いてある携帯を手に取り寝室へ向かった。

「―…―…」

寝室のドアを開けると規則正しい寝息が聞こえる。

寝ている拓真を起こさないように、そっとベッドに入った。

『ギッ…』

「ん……」

― ヤバい! 起きちゃった?


「ゆ…う……、―…」

どうやら起きてはいないようだ。直ぐにまた寝息が聞こえ始めた。


「……ふぅ。」

― 自分のベッドに入るだけなのになんか疲れた。


隣を見れば気持ち良さそうに眠る拓真。その顔は少し父に似ている気がする。


―…悪夢、見ないといいな。


「おやすみなさい…」


私は静かに呟くとゆっくりと瞼を閉じた。

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