SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

―――…
――…
―…


遠くの方から音楽が鳴ってる気がする。


「ん…」

―…電話、鳴ってる?

「…? っ!?」

電話に出るために携帯へ手を伸ばそうとするが、隣で眠る拓真に抱き締められているせいで、身動きがとれない。

「 …へっ?」

その腕から離れようと拓真の胸の辺りに触れた瞬間驚いた。

―…え?服着てない!


「…ん、うるせぇ」

唖然とする私をよそに、拓真は腕を携帯に手を伸ばし画面を確認すると、“チッ”と舌打ちした後に電話に出た。

「っ! それ私の…「朝からうるせぇぞ!!優はまだ寝てっから後にしろ!!」」


―え?切った?


「ちょっと!なんで勝手に出んの?」

「…あぁ、起きちまったか」

「「起きちまったか」じゃないよ!耳元であんな大きな声出されれば誰だって起きるわ!」

「わりぃ」

「それになんでTシャツ脱いでんの?」

「あぁ、癖で…」

「なんで私抱き締められてんの?」

「あぁ!それは優からくっついてきたから」

「はぁ?」

「いや、まじで」

「………。」

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