SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

エピソード4 /2

リビングに戻った私は、里緒からのメールの返事をする事にした。


― とりあえず、涼の事には触れないでおこう。


返信が遅れた謝罪と、無事だった事をメールに打ち込み送信を押した。


― 渉に電話しなきゃ…


着信履歴に並ぶ渉を選択し、ダイヤルを発信する。
2回目のコール音で電話に出た。


― 早っ!


『―……』

「…もしもし?」

『遅せぇ』

「ご、ごめん」


どうやら渉はご立腹なようだ。
いつもより声が低い。


『拓真さんはいないのか?』

「うん、さっき仕事に行ったよ」

『そうか…、で?どういう事だ?』

「それが暫く拓真が家に住むらしくて…」

『聞いた。なんでそうなった?』

「私もよくわかんないんだけど、この家に渉といつも一緒にいるって話したらなんか怒りだして…」

『………』

「渉?お、怒ってる?」

『………いや』

― その沈黙が怖いんですけど…

「わ、私は今までみたいに来てくれていいと思ってるよ?」

『拓真さんは違うだろ?あの人俺の事嫌ってるし』

「へっ?」

― なんで知ってるの?

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