SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

エピソード4 /6

―――…
――…
―…

「ちよっ、拓真どこ行くの?」


拓真に腕を引かれ部屋へ向かうとばかり思っていたが、連れられた先はマンションの駐車場だった。


「飯食いに行くって言ってただろ?」


目の前には白いベンツ。
この駐車場でひときわ目立ち、存在感を放っていた。


駐車場にオレンジの光と解錠を知らせる音が響き渡る。


「拓真、私お腹空いてない…」

「あ?」


京さんのお昼ご飯が遅かったためか未だ満腹感がある。


「俺は腹減った。デザートぐらい食えるだろ?…とりあえず乗れ」


そう言うと拓真は運転席に乗り込んだ。


―…デザート…。私甘い物あんまり好きじゃないのに…


深いため息を付き助手席のドアを開けた。

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