SWALLOWTAIL ~butterfly~【完】番外編完結

「あ、あの…メニューは?」

「そんなのないよ」


笑顔を浮かべながら答える蒼さん。


「食べたい物言ってくれれば、俺が作るからさ!」

「え?蒼さんが作るんですか?」

「そうだよ。他に誰かいる?」


お店の中をぐるりと見渡す。

蒼さん以外店員さんの姿は見えず、それどころか私達以外のお客さんもいないようだ。


「優、大丈夫だ。こいつの料理の腕は本物だ」

「そうだよ! 優ちゃん、何が好き?」


蒼さんが、キラキラと輝く瞳で私を見ている。


「…ェ、エビが好きです」

「了解!」

「あっ!あまりお腹空いてないので少しで大丈夫です」

「そうなの? わかった、少し待っててね」


そう言うと、蒼さんはカウンターの奥へと入って行った。

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