修正中・・・SWALLOWTAIL ~butterfly~

「渉って、優ちゃんの家によく来るん?」

秀さんがニヤニヤした顔で聞いてきた。

「そうですね、ほとんど毎日来ます」

「毎日!?」

秀さんのニヤけた顔から驚く表情に変わった。

「一緒に住んでるんやないやろ?」

「住んではないですけど、ほとんど一緒にいます。用事がある時は朝迎えに来るだけですけど・・・」

「チッ」

京さんの舌打ちが響く。

「いやぁ、あの渉がねぇ~」

意味ありげに笑う秀さん。

「京、これは手強いぞ~」

「・・・」

楽しそうに笑う秀さんと、不機嫌そうな京さん。
いったい何だというのだろう。

秀さんの言ってる意味と、京さんが不機嫌な理由がわからない私は、「なんの事ですか?」っと秀さんに尋ねた。

「まぁ、そのうち優ちゃんにも分かるわ!」

秀さんは楽しそうに笑った。

「優・・・」

しばらく秀さんと、私の会話を聞いていた京さんが私の名前を呼んだ。
その声は優しいもの。

「火、貸してくれ」

京さんはポケットからタバコを取り出した。
あ!ZIPPO私が貰っちゃったんだ!!
慌ててバックにしまったZIPPOを取り出す。

ZIPPOの蓋を開き、フリントホイールを回すと、火花を散らせながら火が灯った。
暗い車内にぼんやりと明かりが広がる。

京さんはタバコを咥えたまま、火に顔を近づけてきた。

綺麗な人・・・。

火によって浮かび上がる京さんの顔に見惚れる。『ジジッ』と音を立ててタバコに火が付いた。

「っ!!」

ふと京さんと視線絡み合う。

漆黒の瞳には、ぼんやりと私が映っていた。

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