SWALLOWTAIL ~butterfly~Ⅱ

エピソード1 /3

◆◆◆◆◆


用意を終えた私達は、藤堂家に向けて車を進めていた。


昨日も乗った艶めく黒の車。


私は助手席に、運転席には京さんが煙草を吸いながら座り、トランクと後部座席には、私の荷物が積まれている。


「………これ全部持ってくのか?」

「うん」


昨日私が必死に纏めた荷物を見て、京さんは少し驚いていた。


「必要なもんだけ纏めとけって言ったよな?」

「これでもかなり減らしたんだよ!」

「…そうか」


京さんは呆れた表情をしながらも、荷物を車に運び込んでくれた。

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