SWALLOWTAIL ~butterfly~Ⅱ

エピソード1 /6


「・・・優、こっち来い」

「・・・」

「まだ怒ってんのか?」

「・・・怒ってない」


2回目のお風呂を終えた私は、怒るというより拗ねていた。


やはり強制的に京さんも一緒に入ることになり、逆上せ上がることはなかったが、身体に纏ったタオルは無理やり剥がされ、生まれたままの姿を京さんの前で晒すことになってしまったのだ。


一度見られたとはいえ、意識があるのとないのとでは全然恥ずかしさが違う。


そして、目の前の京さんも当然裸のわけで、目のやり場に困ってしまった。


男性経験の無い私にとって、かなり刺激が強過ぎる。


最大限に体を縮こまらせ、急いでシャワーを終わした私は、京さんを残し一人先にお風呂場を後にした。


着替えたくても、荷物がどこにあるのかわからない。


勝手に部屋を開けて回るわけにもいかないので、ひとまずバスタオルを体に巻いて京さんが出てくるのを待つことにした。


肌触りのいいカーペットに腰をおろし、呼吸をゆっくりと整えながら。

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