【 Knight / night 】~主従ファンタジーラブコメ~

章タイトル未設定 /41話「大きな誤解」







 
ケイ『……ああ。』



※二度寝から目が覚めるケイ。



時計の針はすでに昼の12時をさしていた…。



ケイ『…アキオ、起きて。』



アキ「んん…?」



ケイ『もう昼だよ…起きないとまずいやつだよ。』



アキ「んー…もうちょっとだけ…」



眠そうな声でそう言い、布団の中で私を抱きしめてくるアキオ。



ケイ『いい加減起きないと皆に、』



ガチャッ



マリエ「失礼いたします、アキ様、昼食をお持ちしましたよ♪」



ケイ『……。』



アキ「ん…?ってマリエさんッ!?」



マリエ「…あら?あらあらあら♪」



マリエさんがこちらのベッドの方に歩みを進めてきた。



マリエ「そうですかそうですか♪お二人はいつの間にそのような仲に…♪」



アキ「えっこれはその、なんつーか!?は、はは…」



ケイ『……。』



マリエ「大丈夫ですよ、セラ様にはもちろん、他の皆さんには内密にしますから♪」



アキ「た、助かったあ…」



ケイ『口外されてまずいことでもあるの?』



アキ「そりゃお前!俺が殺されるっつーの!」



マリエ「皆さん心配されていたんですよ?アキ様はともかく…ケイ様まで朝食に参加されずに何があったのかと♪まあ、私は絶対にお二人はご一緒されていると思ったんですがね♪」



ケイ『マリエさんは怖いくらい勘が鋭い…』



アキ「はは、確かに!」



マリエ「ふふ、やっぱりお二人で夜をお過ごしになっていたんですね♪これは近い将来、可愛いお坊ちゃまかお嬢様を見られると思っていいんですよね?」



アキ「そうそう♪可愛い……って、えっ?」



ケイ『?』



マリエ「私、今から楽しみです♪しかし、これ以上お熱いお二人の邪魔をするわけにはいきませんので、これにて失礼いたします♪」



パタン…



アキ「あ……ああ~~…」



ケイ『なに急に…うるさい。』



アキ「何かすっごい誤解されたんだけど…」



ケイ『あっそ、私には関係ないし。』



アキ「いやありありだよ!?マリエさんは、俺とお前のことで誤解してんのッ!」



ケイ「なんて?」



アキ「えーっと…つまりは、俺とお前に、近い将来子どもができるって、マリエさんは勘違いしたみたいだな♪」



ケイ『ナニそのおぞましい未来…吐き気が…』



アキ「よし、通常運転だな♪昨日はあの状況で抱きついてくるとは思わなくてビビったけど…」



ケイ『?それより、お腹減った…』



アキ「よしよし、昼飯食いに下に降りるか♪朝は食いそびれたからな!」



ケイ『ん…』



・・・・・・



ケイとアキが下に降りると、食事の席にはセラやクロはおらず、



マリエだけが一人いた。



マリエ「あら、お二人で降りていらしたんですね♪仲睦まじいですね♪」



アキ「あー…あのさマリエさん、さっきのことなんだけど…」



マリエ「はい、大丈夫ですよ!他の方には誰にもしゃべってませんから♪」



アキ「よかった~…ってそうじゃなくて!」



マリエ「?」



アキ「なんつーか、俺とコイツは一緒に寝てただけで、子どもとか謎だし…っつーわけで、誤解だから!」



マリエ「…ふふっ、それはどうでしょうかね♪」



アキ「え…?」



セラ「アキ……?」



アキ「のわッ!?」



その時、アキの背後からセラが現れた。



セラ「どういうことか説明してくれるかしら?」(黒笑)



アキ「は、はは…」



エミリー「子どもって何のことですの!?ま・さ・か…私を差し置いてケイ様と!?私のケイ様に何を!?」



アキ「な、何もしてねえよ!?」



クロ「クズ野郎、てめえ…」



アキ「みんなどうしたー?何か顔が怖いぞ♪」



セラ「私のケイと淫らな行為に及んだのでしょう!?」



エミリー「しかも、寝込みの無抵抗なケイ様を無理やり…ッ!」



クロ「淫らな行為…とは何だ?格闘技か何かか?」



セラ「ウソ!?あんた知らないの!?」



エミリー「頭おかしいんじゃないですの!?」



クロ「?」



アキ「あー…クロって純粋だったんだな♪」



クロ「何だ、お前は知っているのか?」



アキ「まあ、普通知ってると思うんだけど…」



クロ「なんだと!」



セラ「というよりアキ!今日こそは許さないわよ!」



エミリー「セラ様のおっしゃる通りですわ!」



アキ「はは、いやいや誤解だってー♪」



クロ「気になるな…淫らな行為とは、一体…」



マリエ「では、ここは私がクロ様にお教えしますね♪」



(ゴニョゴニョ…)





 

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