ようやく気持ちが繋がった二人。
怖いものなんて何も無いと思っていたのに―――運命は思わぬ方向へ傾いて、すべてを呑み込んでゆく。



燃えるように焼ける、紅い空の下




「――どうなるかって?」

十夜が静かに眉間を狭める




「んなもん、決まってんじゃねェかよ」

壱樹が分かりやすく顔をしかめた






赤眼の怜王が、くすくすと笑う




銀獅子の、天下だ






二つの名前と一つのからだ


Jeuを率いる孤高の銀獅子




私のいちばん たいせつなひと





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