エントリーナンバー(完)

 ウィナーは声を立てて笑った。

「たくさん、ようせいさんだしちゃいました。どうしましょう。まだ、ものたりないです。もっと、ようせいさんだしまくるです。」
 
独り言をいいながら、歩いていた。
 
一人の獲物を追って森に入った。
 
森に入った瞬間足を緩めた。
 
この空間は彼女を満足させた。

「凄い。残忍なようせいさんの匂いがします。すごく強くて優しいようせいさんみたいです。逃げちゃった吸血鬼のようせいさんもおいしそうです。きゃー、どうしましょう」
 
ウイナーは子供のように飛び跳ねて叫んだ。嬉々しながらゆっくりと歩く。
 
一番強い匂いのするようせいさんの元へ……
 
血の強い匂いをする方向へ歩いていった。

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