エントリーナンバー(完)

第三章・崩壊する世界

 

トメトは昂ぶっていた。
 

誰でもいい。
 

血が飲みたい。
 

人の血が飲みたい。
 

自分が吸血鬼として、血を欲したのはいついらいだろう。
 

生きるための食料としてではない。
 

この欲望は食欲ではない。

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