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第2章 現実と虚構の狭間で……

 
トメトは、自分が切り離した胴体を置いた。
 
頭を持つ。
 
首筋に歯を当てた。
 
血を吸った。
 
いや、肉ごと歯で切り裂く。
 
肉を噛み、血を喉に入れる。
 
口の中で血をしぼりだす。
 
血がなくなった肉を口から出す。
 
悪趣味なのは分かっている。
 
本来なら、人間の首筋からほんの少し血を頂戴するだけで済む。

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