キンとプラチナ

第三章 光の日(前編) /キンSIDE   1 金髪


海辺だった。


小さな小屋。


僕はその風景を高いところから見ていた。


金色の長い髪をした女が、洗濯物を干している。


潮風が髪をなびかせる。


海カモメがその少女を中心に飛び回っている。


「ヤキトリ。邪魔」


少女がカモメに向かって、短く言う。


でも、その声はどこか幸せそう。


あれって、もしかしてプラチナ……


あの独特のしゃべり方。髪の色は金色だが、長く艶のある綺麗な髪。


プラチナって昔は人間だったって事?






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