キンとプラチナ

第三章 光の日(後編) /1 アラビカとブロイラー


「兄貴、自分のやった事分かってるの」

アズキさんはコーン博士をにらみ付けた。


アズキさんは病院のベッドで横になっていた。


「すみません。私のせいでこんな目にあって。

痛かったでしょ。痛いでしょ。

ほんと、すみません。アズキさん」

何度も頭をさげるメイド服の女。

アズキさんを撃った女の人だ。

「あのさ、そんなに卑屈にならないで。アラビカさん。

調子狂うんだよな。つうか、アラはっきり言っておく。

アラビカさん、この仕事向いてない」

アズキさんはアラビカさんに、ビシッと指を刺してきっぱりと言う。

「いや、その、そんなこと分かってますよ。でも、ですね。

私、銃以外に特技ないですし、のろいし、頭悪いですし、要領悪いですし……」


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