キンとプラチナ

第三章 光の日(後編) /4 強く……


真っ暗な空間だった。


闇以外に何もない空間。


その端にプラが座っていた。


「プラ……」


僕はプラに声をかける。


プラは顔を上げた。


一瞬、呆けた顔になる。そして、大粒の涙を流した。


泣いたまま笑顔を見せる。


それは、凄く綺麗な笑顔。僕には、一度も見せたこともない笑顔だった。



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