キンとプラチナ

第4章 想い(前編) /3 涙(キンSIDE)


雨が降る。僕は雨に打たれながら見上げていた。


プラはどんな気持ちでハカセを待っていたんだろう。

こんな、雨の日もプラはハカセを待っていた。


「はいはい、そんなことしてたら風邪ひくでしょうが」


グランドマザーの声がする。


「僕らは、風邪ひきませんよ」


「嘘、プラは風邪ひくよ。そうやった後、しょっちゅう風邪ひいてた」


「まじっすか」


「嘘よ。嘘。冗談」


と、言ってグランドマザーは笑う。


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