キンとプラチナ

第4章 想い(前編) /5 混乱(キンSIDE)



「プラ。痛いよ」


僕は言った。


本当は痛いんじゃなくて、逆に気持ちいいくらいだった。


でも、照れ隠しでそう言った。


「気にするな。私はキンの力になりたい」


プラは照れくさそうに言う。


プラの照れて少し顔を赤らめるのが好きだ。なんだか可愛い。


「ありがとう」


あれ、なんで、僕泣いてるんだろう。


僕はプラの胸の中で泣いていた。


涙が止まらなくて、子供みたいに泣きじゃくった。


そんなに、ハカセでなく僕を見てほしかったんだろうか。


僕はプラの事をどうしようもなく好きでいた。



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