エデン【完】

almost.

学校は大掃除、全校集会、HRといった流れで12時前には学生の一斉下校が始まった。

勿論どこのクラスも数人は残って楽しそうにはしゃいでいたり、文化祭や体育祭で揉めた女子達が話し合っていたりと様々だったがあたしは一人足早に学校を後にする群れへと突っ込んだ。


学校というものは退屈で友達もさほど多くないあたしには苦でもなければ楽しいという感情もないが、家で閉じこもっているよりかは断然マシだとは思う。


あの空間は反吐が出るほど熱くて冷たくて、居心地が悪いからなるべくあそこには居たくないんだ。


眠れるものなら一生眠っていたい。

でも目が覚めてしまうから―――……



「あの時、本気で死にたくて手首切ったんだよね。」


あたしは、逃げ場を探してしまう。

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