絶望人生~本当の幸せ~【完】

5章 /友達

それから二週間が過ぎた。



先生のおかげで直接的なイジメはなくなった。しかし、間接的なイジメは続いていた。

あの4人は当たり前だが、他のクラスメートもわたしとは一切会話をしてくれなかった。


昼食時間は1人淋しく、教室で食べていたが最近は学校の屋上で外の景色を眺めながら食べるようになった。


わたしの望みは早く高校を卒業して大学へ行きたい。環境が変われば新しい友達もできるかもしれない。


それにいつかもう一度恋愛してみたい。


男性恐怖症を克服できる日が来るとわたしは信じたい。


学校が終わり、家へ帰るわたし。


帰り道にずっとに気になっていた店があったから少し寄ってみることにした。


その店とは最近オープンしたばかりの小さなペットショップだった。


男性の頃からずっと動物が好きだった。それは女性に生まれ変わった今でも変わらない。


中から「ワンワン」と犬の鳴き声が訊こえる。


わたしは中に入ると犬を中心にいろんな動物が売られていた。珍しいトカゲなどの爬虫類も売られていた。


その中でわたしが興味を示したのは[芝犬]だった。


まだ、子供で肌色と白の混ざった可愛いオスの芝犬。

でも、何故か、寂しそうな虚ろな目をしていた。


この犬がどこかわたしに似てる気がした。



値段を見るが85000円と、とても学生のわたしが手を出せる額ではなかった。



でも、この犬の魅力に魅かれた。

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