病んでるとグレーてる6【完】


何事もなく時間が過ぎていく。
斗真も南雲も夏休みを満喫しているだろうか。

去年に比べて遊ぶ時間が減った。
飛騰にも顔を出せてない。

リョウもタクヤも家の仕事。
俺も同じだった。


「そういや、夏祭りあったろ」

「どこ?」

「毎年行ってんだろう?」

「あぁ、海?」

「今年はどうすんだ」

「リョウが仕事で忙しい。もう子供じゃないんだ、みんなやる事がある」

「……去年はどうした?オマエは高校3年、今も同じだろう。何が変わった?」

「歳取った」

「いや、そうじゃねえよ。学生なのに変わりはねぇんだ、行って来い」

「仕事はどうする?それにみんなが集まるとは限らない」

「そんなもん聞いてみろ。学生のうちに遊ぶのも仕事だ。人より多く学生やってんだから楽しめ」


それは休みを、くれるということだろうか?

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