病んでるとグレーてる6【完】

決戦の日


その日の朝は玲二に抱きしめられて目を覚ました。

いつの間に帰って来たのか、気付かないくらい熟睡してたあたしはどうにか腕の中から脱出しようとするが

「柚真」

「ごめん起した?」

「まだ寝てろ」

グイッと腕の中に引き戻される。

朝陽はまだ登り始めたばかりの時間の早朝に目が覚めた。

何故だかこんな朝早くに目が覚めてしまった。

なんだろう、今日の目覚めは気持ちの良いものじゃない。

神経がぞわぞわとするくらい嫌な予感がする。

悪い夢を見たわけでもないのにおかしいもんだ。

二度寝しようにもその嫌な感じが堪らなく不快で寝付けない。

玲二の体温があるのに寒い。
風邪でも引いた?

いや、違うな。
これは何かが起こる予感だ。

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