傷付かないための三か条(改訂版)【完】 

【彼の思い】




「……ふざけんな?」



言い切って、肩で息する私の耳に、ポソリと透和の声が聞こえた。



「それは俺のセリフだ」



感情を無理矢理抑えたような、低い声。



(怒ってる……)



「黙って聞いてりゃ言いたい放題」



当然だ。



あれだけ好き勝手言われて、透和が怒らない訳がない。


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