傷付かないための三か条(改訂版)【完】 

【エピローグ】



あれから二日。



私は図書館裏に来ていた。



目の前には、散り始めた桜の木がある。



透和と出会った始まりの場所。



(だいぶ、散っちゃってるな……)



花よりも葉の割合が多くなった木を見上げながら思う。



思い出すのは、透和を初めて間近で見た、あの時のこと。



一年前、この桜の木の下で眠ってた透和。



あの時は一年後、こんな思いでこの桜を見上げることになるなんて、想像もしていなかった。


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