傷付かないための三か条(改訂版)【完】 

【涙】




話してる間、小夏は何かを言うこともなく、ただ黙って聞いていてくれた。



そして、全てを話し終わった時。



ポン。



私の頭に手を乗せて。



労(いた)わるように、数回、ゆっくりと叩いた。



「……っ」



その手が。



あまりにも優しくて。



頭から伝わる掌(てのひら)の熱が、暖かくて。



視界が滲(にじ)んだ。


  • しおりをはさむ
  • 1513
  • 347
/ 199ページ
このページを編集する