営業一課 ~捕獲包囲網~【完】おまけ小話付き

【エピローグ】




「何とか丸く納まったみたいだね」



次の日、二人で一緒に出社した私と一条課長を見て。



上田さんが、呆れた顔で言った。



入口に立つ私たちの周りに、一課の皆さんが集まってる。



「やーホント、良かった!一時はどうなることかと……」



ホッとしたような顔で笑う井上さん。



「そうですか?私としてはお互いが意識してるのがモロ分かりで、じれったくて仕方ありませんでしたが」



そんな井上さんに、若月係長が首を傾げる。



「そーそー、課長なんて避けられて落ち込んじゃってさー。見ててウザったいったらなかったよ」



「和希は、いざってとこでヘタレるから」



苦笑するように言う上田さんと、追い打ちをかけるような北村さんの言葉。


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