事件遭遇体質なJKは転校して間もない高校で、殺人事件に出会う。そして、なぜか毎度犯人として疑われる残念な子。そんな彼女を嗤うのは、いつだって先生だ。







「君が僕に面白いモノを見せてくれるなら


僕のウチにおいで」







先生はそう言って、何も無くなった私に手を差し伸べた。



先生が私を拾ったのは気まぐれ。




きっと、私が先生の言う面白いモノを見せられなかったら、簡単に私は捨てられる。






だから、私はーーー、今日もにもの狂いできている。






だって、私が行く先には、いつだって何かが起こるから。