貧乏少女

キラキラプラネット









縁さんの頬から手を離すと、縁さんは少しだけ寂しそうな顔をした気がした。気がしただけであたしの勘違いだったかもしれないけど。



「えー。それでどうすんだ」


………哲太さんが居たんだった!!忘れてた訳じゃないんです!!



「俺が脅すからいいよ」


「え、縁さん!!そ、それだとまた同じ感じになっちゃいます」


「お前強くねぇじゃん」


「そ、それはそうですけど」


「何かあった時どうすんだよ?俺なら一発で仕留められる」


物騒な事を平然とした顔で言ってるのはいつもの事だけど。あれ?もしかしてこれは


「…………心配してくれてるんですか?」


あたしの問いかけに、目を点にし首を傾げた。



「心配?」


「は、はい。そうです。もしかしたらそうなのかなと、違ってたらすいません」


自分で言ってしまった手前顔から湯気が出る位恥ずかしい。



「違うだろ」


んー?


「お前は金を稼ぐ道具じゃねぇんだ、心配する訳ねぇだろ」



お金を稼ぐ道具?



「…………」


「なんだよ、何か言いてえなら言えよ」



そう言った縁さんは、先程とは違い大人の顔になってた。ううん、反対に自称気味に笑ってる気さえした。

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