貧乏少女

ある男の性質 /噂と言う名の真実












ここの学校は、偏差値が低い訳じゃない、反対に高い方だ。
だから、あたしは頑張って入ったのに特待で入らなければ私立だけあってとても払える金額じゃなかった。

どうしてそこまでして入りたかったかはここの学校はこの辺ではちょっと有名で入るだけでちょっとしたブランド力があった、進学に有利になる事は勿論、他の高校に行ってる人達からしても羨ましがられた。



お母さんもお父さんも世間体を気にする様な人達で、その癖お父さんはよく電話で人に謝っていた、その姿が弱者の姿だった。


そんなお父さんにお母さんは、あの人は仕事が出来ない人だからと言っていた、あたしからして見ればお母さんも専業主婦に逃げた弱者に変わりない。


そんな風になりたくない、だからこの学校に入ったのに。








「ねぇ、何考えてるの?」


彼は一つ下の癖に色気がある、最初見た時は優しそうな子だと思ったのにそれはただの見た目からきた偏見だった。


「あたしがなんでこの学校に入ったか思い出してたの」


真上で既にワイシャツを脱ぎ捨てている彼に言えば、彼はその優しそうな印象を与える目尻を下げた。


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