生理

私の名前は








土色に変色した畳の上で母はいつも泣いていた。



私はそんな母が大好きで助けたくて、自分から家事をやった下手くそなおにぎりを握り、ちぐはぐに洗濯物を干して。


それでも、最後まで母は私を見てくれる事はなかった。




















「………生理きた」


今朝から気だるかった。
くるなくるなって何となく思ってたけど、実際くると気だるさプラス腹痛までしてくる。


お母さんが蒸発しちゃって二年目になる、それでもいつか帰って来るんじゃないかってたまに住んでたアパートの前を通ったりする。


生理がきたからかな、精神不安定になってる。


私が今住んでる場所は、私の本当のお父さんが用意したアパートだ。こうなるまで自分の父親が誰かも分からなかった、たまに来ていた内の一人が父親だったんだと気付いた時は何だか悲しくなったのを覚えてる。


一度も父だった人は私に話し掛けてくる事はなかったから。

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