その声であたしを呼んで

*・゜衝撃の事実

「ちょっと待って!」


…んんっ?反射的に振り向くと、奏が居る。

あれ、あたし何か忘れ物したかな?驚きながら口を開いた。


『どうしたの?』


問いかけには答えず、距離をつめる奏。そして、あたしの目の前で足を止めた。


「…俺、やっぱり悠里ちゃんのこと好きだから…」


ちょ…急にどうしたの…あたしは動揺のあまり、目を見開いた。

急すぎる告白に声が出ない…


「もっと段階踏んでもっと悠里ちゃんを知っていきたい。そして…俺のことも知ってほしい」


先ほども“好き”と言われたけども…何故か今はとても誠意を感じる。

告白なんて何年ぶりなんだろう。けど答えは1つしかなくて…。


…今その答えを口に出したら、奏を悲しませてしまうのかなって。


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