その声であたしを呼んで

*・゜揺れる不信感

お付き合いが始まって初めての日曜日を迎えている。

付き合ったからと言って生活リズムは変わらない。
…変わったことは毎日廉から仕事の合間にラインが来るようになったことと、寝るときは決まって同じ寝具になったことくらい。


あとは、一昨日のカンナとの呑みを抜きにして…仕事終わりに呑みに行くことがなくなった。

アズサさんにはそれとなく彼氏が出来たことは伝えてある。

もちろんママには内緒にしているが…



リビングでコーヒーを嗜みながら、二人でくつろいでいる休日。


「なぁ悠里?」


『なに〜?』


廉は、少しだけ気遣わしい表情で問い掛けてきた。


「少し前から思ってたけど…俺前の暗めの髪の方が好きだったかも」


…うっそ。周りからの評判が非常に良かっただけに、廉の言葉にショックを隠せなかった。

思わず口が開いたままになっている。

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