その声であたしを呼んで

*・゜廉の過去

翌日の仕事終わり、アズサさんに呑みに誘われて、最近はもっぱらお断りばかりしていたので申し訳なさが募って呑みに行くことになった。

廉に《今日はアズサさんにお誘いされているから帰りが遅くなる。先に寝ててね》とラインを送信。

連れられるがままに訪れたのは奏が居るお店。かなり躊躇ってる自分が居た。

…どんな顔して会えば良いのよ。

けど、引き返すことも出来ない。アズサさんと共に店内へ踏み入れた。


「今日は客少ないみたいだし、カウンター行こうか」


『あっ、はい』


よりによって、アズサさんはボックス席ではなくカウウンター席を提案してきた。

けど店内を見渡す限り奏の姿は見当たらない。もしかして休み?それならそれで、ありがたいんだけど…


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