その声であたしを呼んで

*・゜未知の世界

その明日と言うのは、あっという間に訪れてしまった。


朝になって荷物を車に運び、最後の最後に…半年しか住んでいない部屋を一周。

…ここに引越してきた時は色んな希望と夢で溢れてたよね。

簡単に断ち切れぬ…未練。



一応遥に連絡の1つでも入れようと、スマホを操作。

《今までお世話になりました。
住むところが決まったのでアパートを出ます
荷物は一気に持っていけないので、残りは後日取りに来ます》送信。


5年も付き合ってて、別れ方はこんなに呆気ないなんてね…悲しいよ。

けど泣かない。

弱いままじゃ、何も変わらないんだって…自分に言い聞かせて。込み上げてつっかえそうな想いを押さえ込むと…部屋を後にした。


0
  • しおりをはさむ
  • 51
  • 1068
/ 428ページ
このページを編集する