その声であたしを呼んで

*・゜風邪

今年は季節の色をあまり感じないけど…もう春も終盤なんだね。

残すところ後10日。の予定だったけど…麻衣さんからの電話の内容を自分なりに噛み砕いた結果。

バタバタになってしまったけど引越しの準備が終わり次第、廉の家を出ることを決めた。数日ならネットカフェでも生活出来なくないから。


昨日のお酒の影響で、結局昼過ぎまで寝ていたけど…
起きると廉は仕事で不在。

その隙を見計らって、荷物を少しだけ車に運んだ。

向かう先は…奏の家。


『色々、ごめんね』


「気にしないで。
悠里ちゃんのためならお安いご用だから」


…あたしなんかと関わらなければ、奏はこんなに面倒事に巻き込まれずに済んだはずなのにね。

車から荷降ろしするさいも奏は何も言わずに手伝ってくれた。


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