その声であたしを呼んで

*・゜恋の入口


季節は春を感じさせている。最近は夜風もあまり寒くない。水商売とルームシェアの生活が始まって三週間目に突入。

仕事では営業の連絡を毎日しているお陰でかお客様は、少しずつ掴めてきている。

そして仕事終わりはアズサさんとメンパブに呑みに行く…近頃ではルーティン化してきてる。


楽しくて仕方ないのに、廉に抱き寄せられた晩からおかしくなったみたいに廉のことを考えてしまう。

…あの抱擁には特に意味はないんだって。そう自分に言い聞かせる日々。


もはや遥は心からほぼ消え去ってる。それなのに一人で過ごす夜明けの不安に耐え切れずに結局朝まで呑み続ける日々。


男の子と呑むのが特別楽しいわけではないけど、一人で過ごすくらいならワイワイと皆で呑んでる方が何も考えずに居られて楽。

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