あなたの胸でただ眠りたい

作者尾原 ジョウ

眠れない女子高の沙織と真夏でも長袖を着ている隣人同い年の龍一とのラブ?そして、それぞれの家族に翻弄される高三の二人行方はハッピーEND?それともバッドEND?

眠りたい。

でも目を閉じると浮かんでくる。

それは過去の怖い思い出。

ただ眠りたいだけなのに、追い打ちをかけるように仲の良かった両親が離婚した。

そして兄は好きな人のところへと出ていった。

私は一人になった。

又眠れない。

夜なんか来なければいいのに、朝がやってきて、空が明るくなり始めたころやっと私は眠りにつく。


引っ越し先の隣には同い年の男性がいた。

眠れていないことをぶちまけると、彼は寄り添うように私の隣に着て眠り始めた。

同情はいつしか恋心を抱くようになっていく。

そしていつしか彼に抱かれぐっすり眠れるようになっていった。


夏のある日、間違って隣に届いた郵便物によって、父の父親が大企業の会長だということを知ることになる。それによって家族、親戚の謎に巻き込まれていくことになる。


主人公、沙織の過去も明らかになり、隣に住む龍一の謎も知ることになる。

そして二人はいつしか恋人になっていくのだが。

そこにはまたしても試練が待ちかねている。