You're my 神様【完結】

六日目 /19

 苦しい……


 息が……


 しにくいよ……


 体が……


 重くて……


 暗い……


 やだ……


 怖いよ……


 助けて……


 助けて潤人……!!








 ………………なか……



 ……ななか…………







「菜々花」







 ハッ……。

 ゆっくりと重いまぶたを開ける。

「良かったぁ~!」

 い、いきなり耳元で大声出さないで……。

 視界がぼやけて……上手く定まらない。

 目をゴシゴシ擦ると、潤人があたしの顔を覗き込んでいるのが分かった。

 って……



「ちっかぁっ!!」



 ごっつい声を出して思わず反射的に勢いよく仰け反ると、そのまま後ろに一回転して壁を通り抜けてしまった。

 逆さまになったあたしの目に、ヘッドホンを付けて机で何か書いている侑の姿が映る。

 あ、侑の部屋に入っちゃったのか。

 ど~も失礼しました~。

 いそいそと壁の向こう側の潤人の部屋へ戻る。

 ん?

 潤人の部屋?

 窓を見ると、外から明るい日射しが射し込んでいる。

 ま、まさか朝になっちゃったの!?

 時計を見ると午後12時5分を指している。

 もう12時!?

 こんな大事な時にあたしはいつまで寝てん
のよ!!

「大丈夫?」

 潤人が心配そうな顔で聞いてきた。

「へ?な、何が?」

 頭がってこと? 

 なんと失礼な……。

「うなされてたみたいだったから……」

 あ、違う?

 うなされてた?

「そうだっけ?覚えてないや……」

 頭を掻くあたしに潤人はホッとした顔をして「なら、いいんだけど」と言った。

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