You're my 神様【完結】

七日目 /25

 明るい日射しの差し込む病室。

 今日からは一般病棟へと移動した。

「でも、何で前に病院に行った時は体から弾き返されたんだろうね?」

 お見舞いの品お決まりのリンゴを慣れた手付きで剥きながら潤人は尋ねる。

「ん~、今にして思えば生きたいと願う気持ちが足りなかったのかも。最初から諦めている人が望みを叶えられる訳がないでしょう?」

「じゃあ、途中で生きたいと願う気持ちが強くなったの?最初は諦めていたのにどうして?」

「え……」

 潤人の問いに菜々花は言葉に詰まった。

「それは……」

「うん」

 潤人は興味深々な目でジッと菜々花を見つめてくる。

「潤人の……傍にいたかったから……」

 目線を反らして、ごにょごにょと喋る。

「え?」

「生きてずっと潤人の傍にいたいって思ったの!!」

 菜々花は思いっ切り顔を背けて勢い任せに言った。

「オレの傍に……?」

 潤人はきょとんとした後、恐る恐る菜々花に尋ねた。

「それってどういう意味……」

「意味も何も好きだからに決まってんじゃんー!!」

「好きってでも……」

「……はい?」

 必死に告白した菜々花だったが、予想外に潤人は少し悲しそうな顔をした。

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