ヤンキー・モンキー・ベイビー!

第二章ヤンキー娘、旅に出る /ぎゃはははは・・・・!!

「皆、ナーニワ国が見えてきましたぞ!この国の名物はモルデガモのシチューですぞ!ワインもこの国の気候がいいのか天下一品!!」

「・・・。」



そう説明する、目の前のおっさんにガンを飛ばす俺。そして、昨日の晩の事を思い出す。

あの衝撃的な話の後、ゲル様は俺にトーカの後を極秘で追うよう命じた。ディオは元々トーカ付きの特別騎士隊の1人で、グランの部下だから勿論一緒に行く。



そこまでは、良かった。

そ・こ・ま・で・は!



この呑気なおっさんのせいで、それが大人数の旅行になった……。

職を辞し暇な身の私も行こうと言い出したのが発端だ。
「保留にされているだけだろう!」とゲル様が突っ込むと、それならば保留の間の旅行ですなと、切り替えたおっさん。

それを聞いて、ならば私も有給を使って旅行に出ると言い出したベルナール。

個人の休暇に口は出せないゲル様を他所に、今度はクロード皇太子も、「私も有給を使うか…」と言って加わった。

「じゃ、ついでに俺もいいすっか?」と便乗して名乗りを上げる健太……。



芋づる式に同行者が増え、団体行動の旅行となった……。



そして、執務室に1人残されたゲル様が部屋で何を思ったかは言うまでもない…。

執務室に書置きをし、必死な顔で俺達を追ってきた時は、ターベル国は大丈夫かと心配になった。




そして今頃王城では、すごい事になっているだろう………。

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